2023年12月2日(土)、CFA協会リサーチ・チャレンジ国内大会2023-2024にて、宍戸勇斗さん(経済学部4回生)、坂本龍樹さん(経済学部4回生)、濵田凌さん(経済学部4回生)、井野誠大さん(経済学部1回生)、原田裕章さん(経済学部1回生)らのチームが優勝しました。国内大会の優勝により、今後宍戸さんらのチームはアジア太平洋小地区大会への出場が決定しました。

 本大会は、大学生で構成されるチームが、実際に企業分析を業務としているアナリスト、ならびにその分析を基に株式の投資判断を行っている株式ファンドマネージャーの指導のもと企業分析を行い、その調査・分析内容の優劣を競うものとなります。
 今年度は全国から30チームが参加し、調査レポートの上位8チームが決勝に進出しました。なお、本大会は、レポート作成からプレゼンテーション、Q&A全てが英語での執筆・発表となります。

 本大会のテーマは、全チーム共通しており、分析対象企業である「味の素株式会社」(以下味の素)の株式について、BUY/SELL/HOLD(買い/売り/保有)の選択肢の中で、最善の投資判断ならびにそのエビデンスを提示するというものでした。
 宍戸さんらは、チームメンバーによるカンボジア現地での調査を軸とし、味の素の海外展開戦略に着目。さらに、味の素のESG活動がどのように財務指標を改善するかという点や、ヘルスケアセグメントの将来性について分析を深めました。そして独自に算出した理論株価をもとに「BUY」を提案しました。また、プレゼンテーションでは声の抑揚や手振りなど、見せ方にも工夫を凝らしました。
 審査員からはカンボジア現地での調査、ならびにESG活動の列挙だけに終始せず、ESG活動の財務指標へのインパクトに言及したことなどが評価され、見事優勝を果たしました。

宍戸勇斗さん(経済学部4回生)のコメント

 CFA協会リサーチ・チャレンジは英語力、ファイナンスの知識、チームワークそして根性が必要とされる大変高度な大会であり、挑戦しがいのあるものでした。深夜までzoomや対面でのミーティングが続き、時には朝まで作業したこともあり大変でした。しかし今まで学びの実践ができる場であり、非常に有意義で成長につながる日々が過ごせたと思います。
 また、現役のプロフェッショナルの方々からフィードバックが得られる大変貴重な機会でもありました。金融・アセットマネジメント関連の仕事につきたいと考えている方にはこれ以上ない学びが得られると思います。私たちチーム一同もCFA協会リサーチ・チャレンジに参加して大変良かったと思っています。

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