生命科学研究科 野村楊作さんが第7回CSJ化学フェスタ2017において「最優秀ポスター賞」を受賞
生命科学研究科 博士課程前期課程1回生の野村 楊作さん(生物有機化学研究室)が、第7回CSJ化学フェスタ2017(2017年10月17日~10月19日)において「最優秀ポスター賞」を受賞しました。
CSJ科学フェスタは、「産学官の交流深耕」と「化学の社会への発信」を趣旨として開催され、学生ポスター発表では「発表者の研究への寄与」、「研究の独自性と発展可能性」などを基準に産業界とアカデミアの審査員が審査するものです。
<発表タイトル「バクテリオクロロフィル-aアナログを用いた超分子系の構築とその光励起エネルギー移動」>
光合成は光合成色素であるクロロフィル類が光エネルギーを吸収し、集約し、変換することで始まります。
本研究では、この光エネルギーの集約部分の模倣を目指し、クロロフィルと比べエネルギー受容体として優れているバクテリオクロロフィル類を用いたエネルギー移動の系を構築し、実際にエネルギーの移動の観測に成功しました。
<受賞者コメント>
この度は栄えある最優秀ポスター賞に選ばれ、非常に嬉しく思っています。このような賞は自分には縁のないものと思っていましたので、唯々驚いています。この賞は決して私一人の力で得られたものではなく、ご指導して頂いた民秋均教授ならびに木下雄介助教、共同研究者である庄司淳博士、そしてともに研究に取り組んだ研究室の皆様に助けて頂いた結果だと感じています。この場を借りて心より御礼申し上げます。本受賞を励みに、今後もより一層精進して参りたいと思います。